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【川越市の葬儀後の豆知識】仏壇の購入のポイントは?

2024/08/31

お仏壇は住宅などと同じように、一生に何度も買うものではありません。長い付き合いをする仏壇の選び方には慎重になった方がいいのですが、「どのような仏壇を選ぶべきなのか?」、「どこに置けば良いのか?」「いつまでに準備しなければならないのか?」などの様々な疑問に直面し、悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

今回は、皆様が悩まれる仏壇選びのアレコレについてお送りいたします。

仏壇はいつ買うのがいいの?

身近な方や親族が亡くなった場合、一般的に言われるのが、49日法要までに仏壇を用意するということです。なぜ四十九日法要までに用意したほうがいいのか?この理由について、49日の意味と合わせて見ていきましょう。

 49日の意味

仏教では人が亡くなってから、7週間(49日間)の間に、閻魔大王(えんまだいおう)が亡者の生前の罪悪を取り調べる審判を行うとされています。この間、死者は来世で行くべき場所が決まるのを待ち、現世と冥土の間をさまよっているのです。そこで死者の霊が無事に極楽浄土に行くことができるように、亡くなってから7日ごとに供養するのです。これを「追善供養」といいます。本来、初七日から49日までの間に、7回の法要が営まれるのですが、現在では、初七日と四十九日の法要だけ行うのが一般的となっています。

そして49日は、この日の審判により死者の運命が決まると言われる非常に重要な日です。そのため、49日法要は、一周忌までの法要の中で最も重要で、近親者や友人、知人を呼び、僧侶を招いて読経をしていただくのです。

つまり、「四十九日法要までの間は魂がこの世とあの世の間をさまよっており、四十九日法要はその後の亡者の運命が決まる大事な日」、「仏壇を用意して、本尊を祀り、故人を極楽浄土へと導いてもらう」、そして、「位牌や仏壇を用意してさまよっていた魂がしっかりと落ち着く場所をつくる」という仏教的な考えから、「四十九日法要までに仏壇を用意するといい」と言われています。

 49日法要までに用意できない場合

しかしながら、様々な理由から49日法要までに仏壇を用意することが難しい場合もあります。例えば、「気持の整理が付かず、すぐに仏壇を選べない」、「家族の時間が合わず仏壇を選ぶ時間が取れない」、「じっくり時間をかけて仏壇を選びたい」といった場合です。このような場合は次のタイミングを目安に仏壇を用意することがオススメです。

百カ日までに用意する

百カ日の法要は、故人が亡くなってから100日目までに行います。「悲しむのをやめる」という意味もあり、遺族にとって一つのケジメとも言える法要です。百カ日法要は身近な親族のみで行われることが多いものですが、最近では行わないということもあります。49日法要までに位牌や仏壇が用意できなかった場合や、お墓の建立が間に合わなかったという場合、この百カ日法要を目安に仏壇などを用意しましょう。

 一周忌までに用意する

一周忌とは、文字通り、故人が亡くなってからちょうど1年目の祥月命日のことを指します。年季法要の中では、「喪が明ける日」として最も重要視されており、親族や友人、知人を呼んで法要を行います。この一周忌を目安として納骨される方も多くいらっしゃいます。じっくり検討してから仏壇を選びたいという方は、この一周忌までに仏壇を用意しましょう。

 お盆に用意する

お盆は、「先祖の霊があの世から帰ってくる日」と言われています。身近な親族が亡くなった場合、告別式を終え、49日が過ぎてから初めて迎えるお盆を、新盆・初盆といい、お盆の中でも特に賑やかな盆飾りをして魂をお迎えします。東京では7月13日〜15日、東京以外では8月13日〜15日を指します。この新盆・初盆に僧侶を招き、法要を営むこともあります。これを目安に仏壇を用意してもいいでしょう。

 お彼岸に用意する

お彼岸は3月の「春分の日」と9月の「秋分の日」の前後3日間の計7日間を指します。お彼岸は、一年の中で「この世」と「あの世」が最も近くなる日とされていることから、先祖供養をする日とし、お寺などでも行事が行われます。自宅でも仏壇を綺麗にし、お墓参りをする人して知られています。この日に仏壇を購入してもいいでしょう。

 仏壇の種類

近年では住宅事情が大きく変わり様々な仏壇の種類が見られるようになりました。ここではいくつか仏壇の種類をご紹介いたします。

 モダン仏壇

モダン仏壇はおしゃれな家具調の仏壇です。マンションやアパートが増えてきたため、昔のようにご自宅に和室に仏間があることやそもそも和室があることが珍しくなってきました。そのため部屋の雰囲気に似合わず少しためらう方もいらっしゃいました。しかしこのモダン仏壇は、まるでご自宅の家具のようなデザインの仏壇で、お部屋にたたずんでも違和感を感じさせないようなおしゃれな仏壇になっています。

 唐木仏壇

唐木仏壇は、木材でできたお仏壇です。伝統的なお仏壇の種類であり、明治時代から伝わっています。木材の色や木目を生かして作られているので、木材の種類や材質によって金額が変わるのが特徴です。 黒檀や紫檀など、木材でできた伝統的な仏壇になるのがこの唐木仏壇です。

 金仏壇

金仏壇は、名前の通り金箔が貼ってあるのが特徴の仏壇です。

浄土真宗の家に金仏壇が置いてあることが多いため、金仏壇は浄土真宗用だと思われていますが、金仏壇は他の宗派でも使います。 浄土真宗で金仏壇が多いのは、ご本尊である阿弥陀如来様が見られてきた極楽浄土は、光り輝く素晴らしいところだったと伝えられてきたということに起因します。それを金箔や金粉を使って信者さん達に見せて下さっているということから浄土真宗では金仏壇をご用意される方が多くいらっしゃるのです。

 ミニ仏壇

ミニ仏壇は仏壇の種類ではありません。多くはモダン仏壇と唐木仏壇の小型化されたものを指します。呼び方もモダンミニ仏壇や唐木ミニ仏壇などと呼ばれたりし、呼称の通りそれぞれの仏壇の種類の小さいものです。一般的な仏壇だと仏間の下に収納スペースがあったりしますが、小型仏壇は仏間のみになっています。そのためタンスの上などに置けるようなサイズ感になっており、仏間がないご自宅が増えたことやご自宅のスペースの兼ね合いから、今多くの方がこのミニ仏壇をお選びになられています。

 仏壇を選ぶ際に注意したいこと

 ・仏壇の相場

お仏壇の相場は仏壇の種類によって変わります。モダン仏壇は現在は30万円程度です。品揃え自体もこの金額に近いことが多く、ご自宅の設置場所やデザインによってお選びになられることが多い仏壇です。唐木仏壇は70~100万円前後が一般的でご自宅に仏間がありそちらに設置される方が多く選ばれます。金仏壇は100~200万円程度が一般的です。

 ・仏壇のサイズ

特に注意したいのは仏壇のサイズです。金額で仏壇を選んで、いざ設置してみると思ったより大きかった・・・なんてことはよくあります。そのため設置する場所の縦横と高さはしっかり測定しておきましょう。仏壇は多くの店舗で縦・横・高さを掲載しております。

 ・仏壇を買って良い日・悪い日

仏壇を購入するにあたって、良い日や悪い日はありません。仏滅や友引といったことを気にされる方もいらっしゃいますが、基本的に問題はありません。購入をご検討の場合は一度私どもへお問い合わせください。

 まとめ

仏壇を購入する時期について特別な決まりはございません。しかし、仏教的な行事に合わせ、それを節目にご購入される方は多くいらっしゃいます。やはり、49日法要までにご準備される方が一番多いのも事実です。仏壇のご購入について、お悩みの方は、是非とも一度、埼玉金周までお電話ください。

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